2010年06月15日

笹百合への鎮魂歌

【アンバランスな美しさ】
resize0474.jpg


6月13日に奈良市内にある
率川神社の三枝祭の主役になる笹百合。


率川神社の神花でもある笹百合は、
大神神社が笹百合を提供した事から始まります。


戦後一時期、種の絶滅危機状態だった笹百合。
大神神社の関係者の方々の尽力が実り、
手厚い保護の下、笹百合の姿がまた
少しずつ見られるようになりました。


百合の花は非常に大きく、
豪華な華やかさと清楚な美しさを
兼ね備えていますが、
笹百合は、美しい花弁に反して、
とかく幹の線が細いです。
その細い幹に複数の花をつけるものですから、
見ていて少し危なっかしいのです。


嘗て、日本が「古墳時代」と呼ばれる頃よりも
もっともっと前の時代の頃。
三輪山(大神神社の御神体)のこの季節は
狭井川周辺に笹百合が一面に咲き乱れていたそうです。
花の美しさは勿論ですが、
凛とした清楚な香りを持つ笹百合ですので、
本当に独特な雰囲気があったのでしょう。
「神様がくつろぐ楽園」と呼んでも差し障り無いくらい。


もし、の話ですが、
笹百合の群生が姿を取り戻し、
私がその風景を見たならば
その姿をどう表現するのか。
どう心が感じるのか。


笹百合が絶滅してしまったら、
この季節にこの地を見て、
私は何を感じるのか。


今ここに、笹百合は存在しますが、
来年の事、ましてや将来の事は
今は分かりません。


今の私に出来る事は、
大神神社の境内に笹百合が咲いている事、
その咲いている意味を自分が感じて、
せいぜいそれを伝えるくらいです。


出来れば奈良に生きる私として・・・
この季節、「笹百合開花を待ち望む」気持ちを
持ち続けていたいと思います。
「開花は当たり前じゃない」と言う事を知りながら。


<Photo file>
場所:大神神社・ささゆり園
機材:PENTAX K20D(三脚使用)
lens:SIGMA70-300F4-5.6(190mm域使用)
Exif:ISO100、F8.0、SS1/15
posted by まほろばの旅人 at 11:39| Comment(5) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月30日

和的な

手向山八幡宮


「写真は自分を表現する道具でもある」
って聞いた事があります。
行き付けのカメラ屋の店員さんは、
「写真にはまほろばさん『らしさ』が写るんですよ」
って言ってました。
つまり、風景と一緒に自分の感情とか好き嫌いとかを
写すんでしょうね。


同じ被写体を撮るにしても、私の好きなシチュエーションってありますし、
(勝手に「まほろば流」とか名前付けてますが)
他の人なら同じ写真でも全く違うように撮ったりするんでしょうね。


また明日にでもアップする予定ですが、
何でこんな事を書いているのかと言いますと。


今日、春日奥山遊歩道の写真を撮っている時の事。


五色のモミジの写真を撮っていると、
団体で遊歩道を歩いてきた方々と出くわして。
「ここの紅葉は凄く繊細ねぇ〜」って言われたのです。


私はその真逆で、ここの紅葉は手付かずで伸び伸び生き生きしてて、
荒々しくって自由奔放、という印象を持っていました。


確かにモミジの葉っぱは普通のモミジよりも一回り小さく、
「繊細」と受け取る事も出来ますね。
受け取り手によって、感じ方はそれぞれだなぁ、と実感。


とは言え五色のモミジに対する私の撮り方は、
「荒々しく自由奔放で雄大な紅葉を、
 いかにフレームに凝縮させて表現するか」ですね。


その辺は明日にでも写真を交えて。
posted by まほろばの旅人 at 23:14| Comment(2) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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