ユ「せーのっ」
まほろばの旅人(以下、「ま」)
飛行亭墜落(以下「落」)
ユ・ま・落「『今宵も、まほろばナイト!!』」
ユ「ど〜も〜、まほろびまして♪ 『今宵も、まほろばナイト』パーソナリティ、
『奈良絶対少女』こと、大和ユイで〜す♪」
ま「一週間ぶりのまほろびでーす。アシスタントのまほろばの旅人でーす」
落「毎度〜!飛行亭墜落で〜す!」
ユ「そして、何と何と〜!」
落「今日は『まほろば先生』から野茂部安宿ちゃんがゲストで登場で〜す!」
野茂部安宿(「のもべ・あすか」以下「安」)
安「どうも〜始めまして〜! 野茂部安宿です! 宜しくお願いします」
ユ「安宿ちゃん、ようこそおいでくださいました〜♪」
ま「美しい!!」
落「オーラが違う!」
安「ありがとうございます〜! いきなりのお言葉にどう反応して良いやら(笑)」
※しかも、文字では伝わらない。でも書かなきゃ伝わらない。
ま「それでは、安宿ちゃん。早速ですが自己紹介をお願いします」
安「はい。飛鳥高校の2年G組出席番号12番、野茂部安宿です。
『のもべ・あすか』と読みます。
苗字も名前も読み辛いですが覚えて下さいね〜!」
落「はい、安宿と書いて『あすか』ちゃんです。宜しくお願いしま〜す!」
ユ「安宿ちゃんは、作中では『国民的アイドル』なんですね?」
安「ありがとうございます〜!
おかげさまで、小さい頃から何かしらテレビに出して頂く機会が多くって」
落「奈良を背負って立つアイドルなんですね」
ユ「ライバル出現!」
落「あくまで作中の話やから、乗らなくていいよー」
ま「さて、前回登場頂いた安倍玲ちゃんから、安宿ちゃん宛にメッセージを頂いています」
安「あら!」
ま「『安宿ちゃん、このコーナー乗ったら負けやから気を付けてね』」
落「いや、玲ちゃんは自ら進んで自爆しただけですからね」
安「前回の放送、聞きました! 玲ちゃん、ノリノリでしたね〜!」
ユ「あ、ノリノリやったん?」
安「玲ちゃん、クラスじゃあんなに喋りませんもん」
落「あー、エヴ○的な設定はやっぱり活きてるんや」
ま「もしもし、墜落さん? そこ掘り下げなくて良いですよ?」
ユ「で、玲ちゃんには今週も、差し入れで『新劇場版「蘇」』を頂いてま〜す♪」
安「やった〜!!! もう、私これ大好物なんですよ〜!!」
落「美味しいよね〜、これ」
ユ「で、玲ちゃんからのメッセージです。
『あまり日持ちしないものですが、召し上がって下さいね』」
落「あ、賞味期限・・・」
ま「てか、これ差し入れしたの、いつ?」
ユ「ひょっとして、先週持ってきた奴の余り・・・?」
安「・・・・」
落「えー、それでは! もうちょっと安宿ちゃんのキャラを掘り下げていきましょう!」
ま「本編では、どういったポジション?」
安「タレントだったり、一流豪族のお嬢様というポジションと、
一人の女性というポジションのギャップが激しい女の子です」
落「相当違うの?」
安「本編のお楽しみにして頂きたい部分ですが、もう凄いです」
ユ「差し障りの無い範囲で、例えば?」
安「やっぱり人前に出る機会が多いので、大勢の前では凄いお嬢様なんです」
ま「ほぉほぉ」
安「でも、幼馴染の大和とか親の部下には、容赦なく突っ込んだり暴言吐くんです」
落「ゴクリ・・・」
ま「おい、その反応はどう解釈したらいい?」
ユ「つまり、ギャップの大きいキャラなんですね」
ま「ところで、チラリと『親の部下』という言葉が出ましたが?」
安「もう、うちの親が過保護で、大変なんです。
ちょっと前置きが長くなりますが、良いですか?」
ユ「えぇ、どうぞどうぞ♪」
安「野茂部家は、昔から警察や軍を取り締まっている一族なんです。
なので、父の一言で軍や警察が動くんですが、
私のどうでも良い事でも出動させるので、大変なんです」
落「お父さんの一声で軍が動くの?!」
安「大変なんですよ、本当に。
で、また父の部下達も父の命令に忠実なので、それもまた大変なんです」
ま「ある意味、最強なメイド軍団ですね」
安「まぁ、おっさん連中ですけどね」
ユ「落さん、何でちょっと安心した顔してるんですか?」
ま「えー、早速ゲストの安宿ちゃんにお便りです。
まず、もう常連さんですね。まほろばネーム『飛行亭三級』さんです」
ユ「サンキュー!」
安「あ、三級さん! サンキュー!」
落「もう乗ってる!」
安「三級さんは、私が出演してる『おはよう明日香です』のパーソナリティなんです」
ユ「安宿ちゃんは、そのお天気コーナーを担当してます♪」
落「いつの間にその設定進んだ?!」
ま「『安宿ちゃーん! いつもサンキュー!
笑いは一級、顔は二級、名前は三級。飛行亭三級です。サンキュー!』」
安「サンキュー!」
ま「『ユイちゃん、まほろばさん、墜落さん、ゲストの安宿ちゃん、まほろびまして。
安宿ちゃんに質問です。テレビで顔を見ない日が無いくらいの活躍ですが、
高校では常に成績トップだと伺いました。
スタジオで勉強している姿は見ないのですが、いつ勉強してるんですか?』
との質問を頂いています。成績トップ?!」
安「いやいやいや、凄く恐縮です」
ユ「私なんか、基本スタジオの待ち時間が勉強時間やのに」
ま「勉強時間ってか、テストのカンニングペーパー作ってるだけやろ?」
安「その手があった!」
落「乗っちゃダメ!!」
安「『努力は人に見られるなかれ』が野茂部家の家訓なので、
母からも、スタジオで勉強はするな、と言われているんです」
ユ「ちょっと注釈を加えますと、安宿ちゃんのお母さんは安宿ちゃんのマネージャーでもあります」
落「じゃぁ、家に帰って宿題とかテスト勉強とかする訳だ?」
安「はい」
ユ「えらーい!!」
ま「ちょっとは見習えー」
ユ「続きましては、まほろばネーム『ユイちゃんは俺の嫁』さんからの質問です。
だっ・・・・あ、ちゃんと『ちゃん』付けしてる・・・」
落「あ、この人ちゃんと学習したんだ!」
ユ「『安宿ちゃんのお勧めのまほろばスポットってどこですか?』との事です」
落「初めてこの人のハガキの内容読まれた(笑)
で、ユイちゃん。何でそんなにテンション下がってんの!!」
ま「さて、安宿ちゃんのお勧めのまほろばスポットと言えば?!」
安「まほろばスポットですかぁ〜。石上神社ですね」
ま「お、明日香から少し離れましたね」
安「元々、野茂部家のモチーフが石上神社と縁のある物部氏っていうのもあるんですが、
静かな杜と池を見てるだけで、凄く癒されます」
ま「歴史と由緒ある神社なんですよね、石上神社は」
落「そう言えば、あそこってニワトリが放し飼いされてません?」
安「神の使いである鳥がいらっしゃいますね」
ま「そういう意味で、凄くシュールな神社ですね」
安「ちなみに神様の使いとして鳥がいる神社は、石上神社と伊勢神宮だけなんです」
落「おぉ、そうなんや!」
安「今の明日香が舞台の話なんですが、野茂部家は石上神社の周辺に家があるっていう設定なんですよ」
ま「あ、じゃぁちょっと通学に時間かかりそう」
安「そうですね、電車で通ってるのでちょっと遠いです」
落「電車通学なんや」
安「最初は、親が車出す!って言ってたんですが、さすがにそれは・・・」
ま「さすが名家のお嬢様だ。ってか、ユイちゃん。会話に参加しなさい」
ユ「あー、何か楽しみを奪われた気分です・・・」
落「あ、何か目が死んでる! おい! パーソナリティ、しっかりしろ!」
ユ「次回からは『ちゃん付け』しないで下さい」
安「怖い怖い! 目が怖い!」
ま「続きまして、まほろばネーム『石舞台から飛び降りる気持ち』さんからの質問」
※本来は「清水の舞台から飛び降りる」ですね。
ユ「『石舞台から飛び降りる気持ち』さん、ありがとうございます♪」
ま「『部活設定で安宿ちゃんだけ生徒会兼弓道部ですが、大変じゃないですか?』との事です」
安「頑張ります!」
落「抱負語っちゃった」
ま「本来は弓道部なのね?」
安「小さい頃からずっと弓道習ってまして、弓道部があったので飛鳥高校に入学したくらいです」
ユ「戦う乙女って、何かかっこいい!」
安「弓の練習って、心の訓練にもなるんですよ」
落「あー、確かに凄く精神集中させてやりそう」
安「本当に、技を鍛えるのもそうなんですが、自分との戦いでもあったり」
ま「安宿ちゃんって、意外に体育会系やね」
安「そうですね〜。多分そうだと思います」
ユ「落さん、何か落ち込んでません?」
ま「安宿ちゃんに何を期待した?」
安「でも、休みの日はカフェ巡りが楽しみですよ〜!」
ユ「あ、何か落さんが安心してる。小さくガッツポーズして」
ま「安宿ちゃんも、普通の女の子なんやね」
安「体重は気になりますけど、スイーツ食べるの好きなんです!」
落「普通の女の子や〜!」
ま「あ、安宿ちゃん。無理に乗らなくて良いからね」
ユ「安宿ちゃんのお勧めのスイーツは?」
安「もう、玲ちゃんとこの『新劇場版「蘇」』はダントツですね」
それ以外なら、JR三輪駅前の喫茶店の生キャラメルですね」
ま「あ、中の人と同じ」
ユ「美味しいよねぇ〜!!!」
安「甘すぎず、生の食感が堪らないんですよね〜。コーヒーに凄く合うんです」
ま「もう、忘れたかと思いますが、『大阪に来て、初めて尊敬出来ない大人に出会いました』
で、墜落さんが安宿ちゃんのスイーツ好きをネタに落語してますからね」
安「あれ、凄く面白かったです。てか凄いです。尊敬しました!」
落「え、何に?!」
安「無茶振りであそこまでちゃんと話出来るのって凄いです!」
落「あ・・・ありがとう・・・」
ユ「わー、落さん照れてる!!」
ま「え、何か何これ。この腑に落ちない流れ」
落「それでは、最後の質問です。まほろばネーム『萌え萌えキュン』さんから」
※「け○おん!」見てれば分かるネタ。
ユ「萌え萌え〜、キュン!」(キリッ)
ま「ありがとうございまーす」
安「え、今のスルーで良いんですか?!」
落「えー、『安宿ちゃんに質問です。ずばり将来の夢は?』との質問」
安「将来の夢・・・かぁ〜」
ユ「安宿ちゃん、凄いため息(笑)」
ま「はい、落ち着いてー」
安「『おはよう明日香です』のレポーターをさせて頂いて、
色んな情報を伝える楽しみを凄い感じていて、報道関係の道に進もうかと
思っているんです・・・・が」
落「・・・が?」
安「父の姿見てると、日本を支える人になるのも憧れるなぁって思う私もいるんです」
ユ「政治家だったり国家公務員の道ですね」
安「はい。凄く過保護な父ですが、仕事中の父の姿を見てると良いなって思うんです」
ま「何か、良い話や」
落「無理に今決める必要は無いんちゃうかな?
とりあえず、今出来る事をやってみるのも一つかもよ?」
安「そう・・・ですね! 頑張ります!」
ユ「あれ? 番組の趣旨変わってない?」
ま「ねぇ、何か良い番組になってる」
落「え?! ダメなの、この流れ?! 凄く良い話ですよね?!」
ユ「番組はもう少し続きま〜す♪」
安「わ、強制終了!」
ユ「と言う訳で、『今宵も、まほろばナイト』。そろそろお別れの時間となりました♪」
ま「今回はゲストに野茂部安宿ちゃんをお招きしましたが、安宿ちゃん、どうでしたか?」
安「何か、フリーダムな番組でしたね(笑)
てか、これだけ自由に喋らせて頂く番組に滅多に出ないので凄く新鮮でした!」
落「まぁとてもゆるーい番組なんで、気が向いたら是非お越し下さい!」
ま「ちなみに、冒頭で賞味期限があれなプレゼントを貰ってましたが、玲ちゃんとは仲悪いの?」
安「仲が悪いというより、ほぼ作中で絡まないんです」
ユ「メインの二人なのに?!」
ま「まぁ、中の人が考えてないだけっていうオチです」
ユ「納得」
安「え、納得するところなんですか? ここ。でも、また呼んでくださいね!」
落「絶対来てね!」
ま「落さん、別の意味合いでそれ言ってない?」
ユ「でも、安宿ちゃんの発言で一喜一憂する落さん見るのは、それはそれで楽しいですけどね」
ま「えー、次回は普通の番組に戻ると思います」
ユ「『今宵も、まほろばナイト』提供は、まほろば企画でお送りしました。
また来週お目に掛かりましょう!」
ま「次回『スピンアウト企画ものの方が面白い作品もある』、お楽しみに〜!」
落「また来週〜!」