2010年02月27日

故入江先生から受けた衝撃

IMGP7383.JPG


私が奈良に写真を撮りに行くと、必ず寄る奈良ビブレ。
馴染みの喫茶店もあるし、カウンセリング書籍が充実している本屋もある。
ここの本屋はそれ以外にも遷都1300年祭に併せて
奈良に関する書籍も充実している。
私の心の師匠、故入江先生の本もズラリ並んでいる。
その他、奈良をテーマに活躍していらっしゃる写真家の方々の本が
これでもかと言わんばかりに並んである。


インスピレーション重視の私ではありますが、
色んな方々の写真を見て、目から鱗状態になってます。
私が狙おうとしていた被写体を
全く新しい視点で、でもそれが奇をてらっていない正攻法だったりして、
「あぁ、こういう見方を忘れてた」と
気付かされる事が多々あります。
専ら立ち読み専門ですが。


で、私が入江先生から受けた衝撃。
私が室生寺に足を運び出したのは、
間違いなく入江先生の室生寺の鎧坂の写真を見てから。


両手で足りるくらいしか訪れていないのですが、
鎧坂のみならず、五重塔や境内の仏像など
珠玉の被写体に恵まれている室生寺は
私のフェイバリットスポット。
特に、石楠花の咲く五重塔は
筆舌に尽くしがたい美しさがあります。
去年の四月に本館にこんな記事を書いてます。
http://hideking04.exblog.jp/10094499/


で、今日立ち読みで入江先生の本を読んでいたのですが、
入江先生の描く室生寺五重塔は、木々生い茂る姿と咲き誇る石楠花メインで、
五重塔は生い茂る木々に隠すように表現されていたのです。


「私と真逆の撮り方だ!!!」


非常に新鮮でした。
入江先生ならやっぱり五重塔の描写を優先するだろうと思っていたら、
五重塔はさりげなく、五重塔のある風景の描写を優先されていました。


私は生い茂る木々を避けるように撮ってました。
確かに五重塔はしっかりと写りましたが、
何か物足りない感じがしていたら・・・


そうか、別に全部写さなくても良いのか。
何かを犠牲にして一つを完璧に写す事より、
全てを生かすようにイメージサークルに風景を凝縮する事こそ、
確かに入江先生の写真の真骨頂でしたね。
今更写真に目覚めた頃、入江先生のそんな言葉を思い出しました。


でも、自分の失敗(と私は思ってるのですが)を受け容れられる事も、
レベルアップの一つだな、と。
感性を磨く事で腕が上がればそれでよし。
失敗から学べる事の何と多いことでしょう。


写真は本館に貼った雨煙る浅茅ヶ原の次点作品。
posted by まほろばの旅人 at 06:12| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

カメラのシャッターを切る前に

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シーサーのメンテナンス、長かったですね。
ブログを久しぶりに更新しようと思ったらメンテナンスだなんて、
まぁなんて巡り合せ。


この内容は本館に書こうかどうしようか相当迷ったのですが、
こっちは久しぶりだし、という理由だけでこちらに書きます。


タイトルで何が言いたいか、というと、結論から言えば、
「私の撮っている写真は、既に自分が見て感じた風景をカメラで撮りなおしてる」って事で。


伝わるかなぁ・・・


例えて言うならば、
1.まほろばの旅人が奈良を歩く。(別に奈良じゃなくて良いけど)
2.目の前の風景が「あ、何か良いな」と感じる。
3.その瞬間、既に自分の心のシャッターを切って、自分なりの写真を心に納めている
4.K20Dとレンズをセットして、既に心に収められた写真を再現しようとする。


「何で最初に「これええな」と思った風に撮れんのだろう?」
と思う事が本当に多々あるのですが、
それはきっと、既に心に収めてある写真のポイントと
ずれているからなのでしょうね。
目の高さとか、ちょっと右にずれて撮ってるとか。


そう考えると、私の目は恐ろしいですな。
そしてその目で捉えたまほろばを再現する事は
とてもハードルが高いのですが、とても楽しいのです。
posted by まほろばの旅人 at 12:17| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

残念ながら本名ではない

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金光明四天王護国之寺。


まるでお経に出てくる一節のような漢字の連続。
こんこうみょう・してんのう・ごこくのてら。
落語の「じゅげむ」に相通ずる雰囲気すらある。
いや、決してそんなものではないのです。


東大寺。


奈良を、いや日本を代表する世界遺産の一つ。
その伽藍の広さ、収容する国宝の数は知れず。
唯一無二のまほろば。


ところで、多分。
大体の人はもうお気付きだと思いますが、
金光明四天王護国之寺=東大寺です。


それは即ち、金閣寺の正式名称が鹿苑寺だったり、
銀閣寺の正式名称が慈照寺だったり、
もしくは京都の東寺の正式名称が教王護国寺だったり
するのと同じなんです。
平城京の西に西大寺、東に東大寺と通称で呼んだのです。



で写真は東大寺(通称で良いですよね)南大門に書いてある看板。
東大寺は華厳宗の総本山である為、「大華厳寺」な訳です。


どうも。
今日も全く日常会話の雑談にすら使えない事を
ネタとして提供しているまほろばの旅人です。


もっとまともな事を書く予定だったのですが、
書いてる途中に「これで良いや」と思いこれでアップ。
ぬはは。
posted by まほろばの旅人 at 22:17| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

イルミ撮りは大の苦手だ

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2月11日から昨日の14日まで続いていた「なら瑠璃絵」。
今年から始まった行事だそうな。
LEDで装飾されたライトアップを身にまとった奈良公園は本当に美しく。


でもねー。


それを写真に収める作業の何と難しい事か。


先日のブログにも書いたのですが、
私は被写体(撮影場所)にそれなりのテーマを持って
写真を撮っている傾向があります。


なので、テーマが分からないままシャッターを切ると、
何とも感情移入の仕様が無い写真が撮れてしまいます。
綺麗、なんだけど何だか腑に落ちない。


最終日の14日はバイトが休みだったので、
一日中奈良でカメラと格闘していたのですが、
最後の最後までイルミネーションに対して
テーマを見付ける事が出来ずに終わってしまいました。
来年まで持ち越しですね。


そんな敗北感に似た状態で東大寺南大門を通り過ぎると、
名物「南大門金剛力士像」様達に一喝された気分でした。


てか、改めて三脚立てて金剛力士像のお二方(阿様と吽様)と向き合って、
肉体美と言いますか、迫力と言いますか。
仏様なのにとても俗っぽいと言いますか。
そんなお姿をファインダー越しに見て、
これまであまりレンズを向けてこなかった事を
大変深く反省しました。


金網越しではありますが、
ここまで完璧に撮影が許される(勿論人通りの邪魔にならんように)
仏像って滅多に無いんです。
当然国宝に認定されています。


奈良を撮って、仁王様を撮らない理由が無い!


これからはちゃんと撮らせて頂きます。
posted by まほろばの旅人 at 22:24| Comment(2) | 仏様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

Once upon a time...

IMGP6524.JPG


連日西大寺の話をネタにしながら、
西大寺そのものの写真を全くアップしてない事に気付いて(笑)


大抵、奈良や京都の名の知れたお寺って
「ここ!」って一枚があったりするんです。


例えば東大寺なら南大門から大仏殿を臨む風景だったり、
薬師寺なら東西の五重塔(今は西塔を再建工事中)だったり、
法隆寺なら五重塔と本堂だったり、
東寺なら五重塔、鹿苑寺なら金閣などなど。
大体その寺を象徴するような風景があります。


書きながら気付いた事。
そういう名の知れたお寺って大体五重塔があるんですね。
それぐらい五重塔が残っている、もしくは再建出来るっていうのは
お寺の権力や知名度が高くないと出来ない事なのです。


話を元に戻しましょう。西大寺です。
この写真は正面に愛染堂、右に本堂、左に五重塔跡の構図です。
大抵西大寺の写真はこの一枚だったりします。
これでなければ、本堂と五重塔跡の構図の写真だったりします。


こういう風景写真を撮るのって、
簡単な作業に見えて、実際は非常に骨が折れるのです。


まず画角。所謂焦点距離。
私の手持ちの単焦点レンズで広角域は28mmが最大。
これが21mmとか15mmとかなら、同じ場所で撮れば
何とか本堂や五重塔跡をもう少し分かりやすく撮られるのです。


しかし、無いものをねだったところで仕方なく、
広角で撮れば撮ると余計なものまで写り込む可能性もあります。
余計なものって、別に現世に存在しないものとかそういうのではなく(笑)


西大寺で私が表現したかったのは「古刹独特の開放感」。
高い建造物(五重塔)が無い分、非常に空を広く感じられる。
西大寺ってそういうお寺だったりします。


ところが、大和西大寺というお土地柄ってありまして。
ここ、大和西大寺駅から徒歩3分。
下手な角度から撮ると、駅前のマンションだったり
寺のすぐ北にある予備校が入り込みます。
境内には幼稚園もあります。
そして電線もあれば街灯もあったり。


私は良く「ある程度被写体をイメージ(偶像化)してからシャッターを切る」
なんて過去に書いていましたが、
イメージ化そのものは非常に曖昧だったりします。
西大寺とて「あ、空が広い」ってインスピレーションで
「よし、空を活かした古刹を撮ろう!」とイメージする程度です。
ひ弱なイメージですんません(笑)
いや、実際そんなもんですって。


ですが、自分である程度イメージして、一枚目の写真を撮ってみて
その絵が自分のイメージとどう違っていて、
構図を変えたら良いのか、シャッタースピードを変えれば良いのか、
今日はこういう天気だから、こういうタイミングを待ってみようとか。
そういう試行錯誤を考えながら次の一枚を狙うシャッターを切る瞬間の
何と楽しく、何とワクワクする事か。


今日の写真も最初に撮った時は少し日が翳っていて、
正面の愛染堂の描写がちょっと暗かったんです。
そして空を仰げば、30秒くらい待てば雲の切れ間があろうかという空。
太陽が出るまでレリーズを握りながら、
出た瞬間徐々に目の前の風景のコントラストが上がっていく刹那、
「行け!」っと祈るような気持ちで切るシャッター。
その後モニターに現れる絵。


この瞬間は本当に楽しいですなぁ。
奈良のまほろばを追い求めている、まさにその瞬間って感じです。


ちなみにタイトルは和訳すると「昔々の事でした」。
そう、その昔西大寺は東大寺と並ぶ奈良を象徴するお寺で、
境内には東西二つの五重塔がそびえ立っていたそうです。
五重塔は1300年前に建てられた後に荒廃の煽りを受け今は無く。
でも、その礎は間違いなく1300年前の息吹を感じられるそれでした。
posted by まほろばの旅人 at 21:20| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

佐保路は仏様が沢山!

IMGP6540.JPG


昨日、今日と二日連続で西大寺近辺のお寺を散策。
実に良い2連休でした。
梅の名所に行って無いので、梅の写真は全然撮れてません。


今まではずっと近鉄奈良周辺ばっかりだったのですが、
諸々あって(このブログ見てる方々にはこの説明で十分分かりますよね?w)
ちょっと足が伸びなくなりまして。
我が家から近鉄奈良まで行く途中にある大和西大寺でまほろばってます。
実は電車代が50円安上がりなので、金欠の私には助かります。


今は亡き入江先生が好んで撮影したと呼ばれている「佐保(さほ)路」。
佐保路と言っても非常にエリアは広く。
東は平城京跡の東端から西は西大寺、
北はウワナベ古墳から南は唐招提寺や薬師寺まで。
俗に佐保路と呼ばれるエリアです。


東大寺や春日大社周辺にも石仏様が大勢いらっしゃるのですが、
佐保路にも非常に大勢いらっしゃいました。
しかも、撮影しても全然OK!的な石仏様が多いのです。
ほとんどが延命地蔵様だったり、観音様だったりします。


ちなみに昨日アップした写真は地蔵菩薩様と観音様。
今日の写真は延命地蔵菩薩様。
延命地蔵菩薩様は色んなお寺の境内にいらっしゃいます。
大抵子供を抱いているお地蔵様です。
昔から子孫繁栄は人々の願いだった訳ですから、
今でも多く残っているのも頷けます。


お地蔵様と言えば、私は目を瞑ってらっしゃるとばかり思っていたのですが、
今日実際撮らせて頂いてビックリ仰天。
目開いてました。
非常に意思を感じる目力を持ってらっしゃいます。


久しぶりに佐保路を歩けば、撮りたいテーマが一杯ありました。
「杜と石仏〜佐保路を撮る〜」とか。
posted by まほろばの旅人 at 20:15| Comment(2) | 仏様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

美男子すぎるお地蔵さん?

IMGP6430.jpg


一時期「美人すぎる○○」ってのが流行った気がします。
個人的には藤川議員はお世辞抜きで本当に綺麗だと思います。


西大寺。


文字だけじゃ本当にピンと来ないお寺。
あ、お寺なんですよ。ここ。
奈良県(奈良市)にある、れっきとしたお寺です。


大和西大寺。


近鉄ユーザーなら分かる駅名。
近鉄奈良線と京都線、橿原線が交わるターミナル。
多分近鉄奈良駅よりもメジャー。


もう一度西大寺。
最寄り駅、近鉄大和西大寺駅。


だいぶ分かりやすくなってきましたね。
11月に馬鹿でかいお茶碗でお抹茶を頂く行事をやっているお寺。
と言えば知る人ぞ知るお寺。


西大寺の反対が東大寺。


これで随分分かりやすくなりましたね。


奈良=東大寺のイメージが強いのは、大仏様がいらっしゃるからだと思うのですが、
実は東に東大寺、西に西大寺という配置だったのです。
まんま京都では「東寺・西寺」と引き継がれ、西寺は跡形もございません。


奈良には西大寺が残ってます。
そんな西大寺の片隅にいらっしゃったお地蔵様。
パッと見ただけで「ハンサムやな」と思ったくらい。


今日は時間が無かったので、手持ちで撮影したのですが
明日は時間があるので、じっくり拝ませて頂く予定です。
posted by まほろばの旅人 at 20:53| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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